有限会社ドレミ楽器の歴史についてまとめました。ドレミ楽器の成り立ちから現在に至るまでの歩みです。

三人からドレミ楽器の歴史は始まった

三人からドレミ楽器の歴史は始まった

昭和51年3月18日 三人で立ち上げた小さな楽器店、それが有限会社ドレミ楽器です。現在も代表取締役を務める加藤信義が、このドレミ楽器の創業者です。加藤は河合楽器の養成所でピアノの調律はもちろん、アップライトピアノの製造工程をも学び、自ら調律訪問を行いながら主任として後輩の指導にあたった後に独立しました。ドレミ楽器は、ピアノの調律はもちろんのこと、店舗ではライトミュージック系の楽器、ギターやベースなどを扱っていました。その後、ピアノ専門にシフトチェンジしていきます。調律や修理を請け負っている中で、当時ではまだ珍しかった「中古の需要」に気付きます。

ピアノは手を入れれば一生モノの楽器です。昭和50年代と言えば、経済は高度成長から安定成長へと移行していました。女の子にはピアノを習わせ、自宅にピアノを持つ家庭が多く見られました。年間、ピアノの国内生産が33万台を超えていた時代なのです。(今や僅か3万台‥いやはや時代を感じずにはおられません)

 新品ピアノはメーカーがバンバン販売していました。しかし、調律で個人のお客様やピアノの先生方とたくさんお話をするうちに、違った面が見えてきました。新品ピアノは確かに売れていましたが、その反対に家のピアノが不要になる人も出てきますし、新品じゃなくても程度の良い中古をお得に手に入れたい、そんな声をあちこちから拾うようになってきたのです。そこで、売りたいお客様も買いたいお客様も満足できる、満足度の高い独自のシステムとお店づくりを目指し始めたのです。

「リフレッシュピアノ」という言葉に秘めた想い

「リフレッシュピアノ」という言葉に秘めた想い

今では様々な楽器店でも見つける「リフレッシュピアノ」という言葉、ここだけの話、考案者は加藤信義です。当時、商標登録の話もあったのですが、「いろいろ手続きが面倒くさそうだから、登録しないでもいいかな」という理由で為されなかったなんて‥あぁ、勿体ない話です。

脱線しましたね、戻しましょう。

そう、リフレッシュピアノとは、まさしくピアノを回復させ活き活きと蘇らせたものなのです。それぞれの使用頻度にもよりますが、弦やハンマー、フェルト類などのピアノの消耗品は定期的に交換が必要となります。また、ピアノの寿命は設置環境に大きな影響を受けます。温度・湿度の安定していない部屋に長期保管されていると、ピアノの傷みがとても早くなるのです。

これはピアノだけでなく、あらゆる楽器にも当てはまることです。楽器と言うのは本当に繊細な芸術品だと思います。このように一台ずつ異なるピアノの状態を総合的に診断する方法を確立させました。見る技術者によって修理料金が違っていては正しい判断が出来ないと、修理料金表を全項目において作成しました。そして、お客様の目の前で修理する箇所を説明します。お客様の予算や出来上がりの程度など、ニーズに対応する説明と診断が求められます。

そこを的確に判断して、必要な修理を施します。そうしてピアノの内部は新品同様に生まれ変わりますが、問題は外装でした。汚れ、くすみ、傷、剥がれ‥そういったものがあると、中身が新品同様でも価値が上がらないのです。

「そうだ、塗装工場を作ってしまおう!」

「そうだ、塗装工場を作ってしまおう!」

中古のピアノの外装を良くするには、磨きだけでは限界がある、と考えた加藤はナント「塗装工場を作ってしまおう!」という発想に辿り着くのです。

もともと技術者ですから、探究心が強く研究熱心です。失敗を恐れず試行錯誤を繰り返すことで、自分の思い描いた場所まで到達したいという、ある種これは本能的な思考回路なのかもしれません。当時、塗装の技術や塗装剤の配合は専門業者のみが握っており、右も左も分からない状況でした。

そこで、「お給料はいりません、当社の社員を勉強のため使ってやってください」と、静岡県浜松市にあったピアノ塗装修理工房へお願いするのです。技術の流出はどこの企業にとっても死活問題です。難しい依頼でしたが、お世話になっていた方の伝手もあり「そういう条件なら勉強に来てもいい」と受け入れて下さったピアノ塗装修理工房へ、社員を手伝いにいかせます。そこで社員が学んだことを毎日フィードバックさせ、それをベースに塗装剤の配合の研究をし、工具や設備を整えていきました。

思い切った設備投資を敢行!

思い切った設備投資を敢行!

中古ピアノの再生は、中途半端に手を出しては完成しないと腹をくくり、オーバーホール用の工場と塗装工場、二つ自社で建ててしまいました。ピアノを再生するのには高い技術力を要求されるだけでなく、工具や設備を整えることはとても費用が掛かり、小さな規模の会社や工場では揃えられません。しかし、設備投資に躊躇していたら、あっという間に情勢は変化していく、そう思い新しい技術、工具、設備をどんどん取り入れました。また、その知識と経験を余すことなく社員に伝えていきました。町の小さな楽器店が、自社内でピアノを分解して組み立て直して塗装までしているなんて、業界の中では「まさか」ということを率先してやってきたのです。調律、修理、ピアノ買い取り、販売、ピアノ教室と発表会の運営‥などなど、当時はテレビやラジオ、新聞などでも取り上げられることがありました。

技術者の良心と誇りを胸に

技術者の良心と誇りを胸に

ピアノ全盛期、「高めに販売価格を設定し、そこから値引きをすることでお得感を煽る」という風潮がありました。例えば、35万円で販売したい商品に40万円の値札を付けます。それをお客様に対し「5万円、お値引きしますからどうですか?」と販売するわけです。利益率を圧縮するサービスとしての値引きではなく、そもそも利益は確保したうえで値引きしたように見せる、というやり方です。確かに販売における心理作戦ですから、それも一つの方法といえるでしょう。

しかし、ドレミ楽器のリフレッシュピアノは全く違うアプローチで販売していました。「リフレッシュピアノは技術者の良心と誇りが価格設定の基準になっております。全てのお客様に表示価格で販売させていただいておりますので、その点御理解下さいますよう宜しくお願い申し上げます」という大きな看板を、ピアノ展示場に表示していたのです。

「値引きしろ、他の店は値引きすると言っている、どうしても値引きしないなら他の店で買うぞ!」と、お怒りになるようなお客様も正直いらっしゃいましたが、その信念だけは曲げるわけにはいきませんでした。なぜなら、リフレッシュピアノは技術者がピアノの価値をしっかり見極め、本当に必要な修理だけを行い、そこから適正価格を決定し、お客様に提示しているのです。目先の利益にとらわれ、販売することだけを目的として価格を変えてしまうとしたら、元々の価格の信頼性が損なわれます。

価格の信頼性が損なわれるということは、価格を設定した技術者そのものに対する信頼も、大きく揺らいでしまうことになり兼ねません。技術者としての責任と自信を自ら放棄するに等しいことであると、社員にも徹底して貫き通しました。真のサービスとは、何を提供することなのでしょうか。値引きによる満足感を得ていただくことではなく、リフレッシュピアノを価値あるものとして末永く愛用していただくことです。ピアノのことならどんなことでも成し遂げる!誰にも負けない!という鬼気迫る思いで、23年間ひたすら走り続けました。

社長交代から業績悪化。借金だけが膨らんでいった

社長交代から業績悪化。借金だけが膨らんでいった

1999年、創業者の加藤信義は代表取締役を退き、創業当時からずっと共にドレミ楽器を支えてきたT氏を、代表取締役に任命しました。その後、あれよあれよと言う間に経営が傾き始めました。会長職にあった加藤はT氏と何度も話し合いをしましたが、経営方針を変えることなく、借金を返すための借金を繰り返す悪循環でした。それから5年後、借金が膨れ上がり莫大な額になっていることが判明した時点で、T氏はなんと辞表を提出し、そのまま何の対策も講じないまま、責任から逃れるかのように消えてしまいました。

慌てた取引先の銀行マンが「なんとかしてください!!」と、加藤に泣きつきました。回収不能と判断されたからです。残されたのは借金と、社員たち。もちろん、社員の向こう側にはその家族もいるのです。もともと健康に不安のあった加藤は、早期退職で療養するつもりだったところを翻意、ドレミ楽器と社員の生活を守る為、2004年、代表取締役に復帰しました。

借金を抱えたままの経営は、利益を上げたところで利息を支払って終わりです。まず元本を出来る限り減らさなくてはいけないと考え、経営のスリム化を図ります。加藤の役員報酬はサラリーマンのお小遣い程度にまで下げました。自分の生活よりも優先すべきことは会社の再建です。お金や物に執着の無い性格が、ここでは良い方に活きたのかもしれません。社員の給与を確保し健全経営に戻すためには、迷いなく自分の報酬を極限まで下げることが当たり前と考えました。さらに自らの心血を注いだピアノ工場を売却したのです。工場の売却はもちろん時代を読んでいた、という側面もあります。

年々ピアノの生産台数は減っていき、「一家に一台」が当たり前ではなくなってきた中で、ピアノ専門でいく、というのは正直難しいと感じていたのです。加藤の経営モットーは「常に変化する」です。同じことをずっと繰り返していたら業績は必ず落ちる、出来る限りの努力をしてやっと横ばい、業績を上げるためには坂道を走って上り続ける体力と持久力が必要だ、ということです。変化を恐れず新しいことを選択していくことが重要です。そして、変化の為の勉強をしなければ、零細企業・中小企業は必ず倒産してしまうと考えています。

インターネットでの楽器販売の成功とライバルの台頭

インターネットでの楽器販売に活路を見出す

ちょうどその頃から、ネットでの販売が少しずつ生活に浸透し始めていました。しかし、今とは違いあらゆる会社が自社のホームページを作ったり、オンラインショップを営んでいるわけではありませんでした。そんな時代に、加藤は「これからはネットが主流となる時代が必ずくる、中小企業こそネット網を確立させなければならない、地元だけでなく日本全国のお客様と繋がる方法が必要だ」と読んだのです。その頃のホームページは、タグで一から作成していました。

今のように「初心者のあなたでもすぐにホームページが作れます!」なんていう親切な無料ソフトが、ネット上に溢れているわけではありません。そこは技術者魂がものを言ったのです。自分は何がしたいのか、という最終目的から逆算して、必要なことを猛勉強です。もちろん専門業者に外注でお願いすることも出来ましたが、それではコストがかかり過ぎるのです。経営を軌道に乗せるためにネットに力を入れようとしているのに、そこの投資額が大きくなってしまっては意味がありません。コスト削減のためには、何でも自社内で賄うことが必要です。コスト削減をするということは、健全経営に繋がります。それは社員にもお客様にも還元できる、つまり社会においての企業の意味を考えれば、それが良いに決まっているのです。

50代で今まで触っていなかった「IT分野」に切り込む、というのは生半可な気持ちでは無理です。それこそ、会社での業務以外の時間は全て、睡眠時間をも削り、パソコンの前に座り続けたのです。休日ともなれば、14時間以上も自室のデスクにかじりつきました。参考文献を片っ端から読み漁り、知り合いの専門家からも助言をいただきながら、現在のホームページの基礎を作り上げました。

ドレミ楽器はそうしてピアノ事業と並行し、電子ピアノやトーンチャイム、ミュージックベルなどの通販を始めます。もちろんその通販ページも作りました。面白いように注文が入り、大忙しの日々‥も束の間でした。どこかが新しいことを始めて儲かっていれば、それを改善してさらに強化してくる競合他社が山ほど現れるのは、いつだって世の常です。そうなってくるとドレミ楽器の規模では、大量に仕入れが可能な大手に太刀打ちはできないのです。新品の値引き率が全く違います。ドレミ楽器が問屋さんから仕入れてくる値段で販売する業者が、次々に出てきたのです。それでは、売れば売るほど赤字になってしまう‥価格でここまで差が付いたら通販では生き残れない、次の手はなんだ??と考えた時、ピアノ調律師であると同時に音楽愛好家であった加藤は、管楽器事業に着手しました。リフレッシュピアノと同様に、管楽器も長年使っていないけれど捨てるには忍びないと眠っているものがあり、また、程度の良い中古を探している方がたくさんいると思いました。

ネットを活用し、管楽器事業をスタート

ネットを活用し、管楽器事業をスタート

それまで趣味としてクラリネット、フルート、サックス、チェロは演奏してきましたが、それは楽しんできただけですので、専門家ではありません。しかし、「知らないから始めない」は加藤のモットーではありません。「始めるために知る」、これこそが常に抱いてきた信念です。新しいことを始めると決めたのなら、そこに必要なことは全部学べばいいだけ、と考えたのです。

好奇心だけでなく知識欲が旺盛で、ピアノ業界で培ってきたことをベースに、今までの経験と新しい発見を融合させていく作業は、厳しいだけでなく楽しさもありました。管楽器を買い取り、販売できる状態にメンテナンスしました。店頭販売だけでなく、ネットオークションにストア出店し、販売網を拡大させていきました。

次のステージへ進むために

次のステージへ進むために

管楽器だけでなく、様々な弦楽器や打楽器、鍵盤楽器が集まるようになってくると、今度はピアノと同様に「自社メンテナンス」の重要性が浮かび上がってきました。当時の社員は全員がピアノ調律師で、その他の楽器については専門家でないため、出来る調整や修理にはどうしても限界があります。工具や設備も全くありませんでした。もちろん買い取りを行った楽器には、大掛かりな修理が必要なものも出てきます。しかし、それを外注で修理することになると、費用だけでなく時間コストもかかってしまいます。管楽器をもっと充実させていきたいと考えた時、「人」が必要だと結論付けられました。専門職の人材を確保するという、次のステージに進むことになりました。

>> ドレミ楽器の歩み2へ つづく(公開はもうしばらくお待ちください。)

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